鍋ガラについて(鍋のスクラップ)

アルミ缶同様に一般家庭から出る物で代表的な鍋、コロナの影響で家庭での調理が増えた事もあり持ち込みされるお客様が増えたように感じます。
鍋にも様々な種類があり、弊社では下記のような選別を行い買取させて頂いています。

鍋の種類について

アルミプレス加工・・・安価で軽い。
ダイキャスト・・・熱効率がよく頑丈で重い。
ステンレス両手鍋ややかん、フライパンやシンク回りに多い。
クロームステンレスと似た用途で使われる、ステンレスよりは安価。
フライパンが多い、ただし流通量は上記2種に比べると減少傾向にある
内側に錫メッキが施してあり、取っ手は真中か鉄の場合が多い。

※市販の鍋釜は多くがアルミだが、塗装されていたりと一見して見分けがつかない物もあります。

鍋の種類の見分け方

磁選最初に行うことでクロームと鉄を除外できる。
ごくまれにステンレスが薄らと引くときがあるが上記2つに比べると引き方が弱い
塗装していないアルミ鍋は白くぼやけていて、ステンレスは鏡面のようになっている
塗装されていて内側が黒い(テフロン加工)物はアルミの場合が多い
研磨グラインダーで擦った時に火花が出るものはステンレス
表面が銅の色をしていても擦るとステンレスの場合があるので見分けがつきやすい
アルミが銅メッキされていることはほとんどない。

買い取りの際には取っ手などの異物(プラスチック・鉄)を外してからお持ち込みください。

IHガラアルミについて

IHとはinduction heatingの略称で日本語では電磁誘導加熱という。
内部の金属(磁力線)に電流を流して調理器具自体を発熱させる加熱方式。
近年オール電化や防火対策などで増加している。
磁性を利用して電気抵抗で発熱させるのでステンレス・クロームは使えるがアルミ・銅はIH対応の物が必要となる(銅のIH対応鍋はほとんどない)
※オールメタルタイプのIHコンロならば全金属使用可
IH対応鍋底に磁性の強い金属(主にSUS430)が貼り付けてある。
スクラップとして買い取る際に底の磁性体が障害になる。
各社細かい仕様は異なるが取っ手同様に外す必要がある。
・プレス加工比較的外し易い底に水玉のような模様が特徴
・ダイキャスト①プレス加工と同様に付いているが柔軟性がないので外し辛い
・ダイキャスト②底に混ぜてある(?)物で剥離不可能

不用品となった鍋、お気軽にお持ちこみください