砲金

スクラップ材質:砲金とは

銅と錫、亜鉛や鉛などでできている合金で、一般的に「青銅」と呼ばれます。銅の含有率が80~85%で、薄い茶色をしています。銅の割合によって色の濃さは変化します。10円硬貨も砲金でできており、銅の含有率が95%であるため、非常に濃い色をしています。

スクラップ:砲金の種類

砲金屑

砲金を加工した際に発生する端材や、砲金で製造されたスクラップを呼びます。ガスのメーターや蛇口、バルブなどがあります。状態によりますが、鉄屑の15倍程の価値があるため、少量でも買取の価値があります。

燐青銅屑

銅と錫の合金で、製造過程に微量のリンを含みます。また、規格によっては3~5%程度鉛を含むこともあり、その場合は「砲金」として扱われることもあります。燐青銅は熱伝導率が良く加工性に優れているため、燐青銅屑は比較的高値で買取られます。

砲金粉

砲金やビスマス青銅を削った際に生じた粉です。真鍮や砲金、銅や多少の他金属が混じっている可能性が高いため、成分ごとの管理が必要です。

燐銅粉

燐銅はリンを加えた銅で、通常の銅と比べ強度や高度が向上していますので、加工性が高い合金です。その燐銅を加工する際に生じたものが燐銅粉です。

半銅ラジエター

ラジエターは熱交換器の一種で、銅やアルミニウムなどの熱伝導率が高い金属で作られています。ラジエターの中でも、フィン(羽)の部分が銅、チューブ(管)の部分が真鍮の構成となっているものを「半銅ラジエター」と呼びます。

真鍮ラジエター

ラジエターは熱交換器の一種で、放熱が必要な機器や装置に使用されており、銅やアルミニウムなどの熱伝導率が高い金属で作られています。フィン(羽)、チューブ(管)の部分が真鍮で出来ているものを「真鍮ラジエター」と呼びます。

メッキ砲金

砲金に亜鉛などのメッキ処理された製品で、メッキ以外の不純物を取り除いたものを呼びます。メッキ真鍮と間違えることもありますので、ヤスリなどで表面を削って目視確認する必要があります。砲金は銅成分が多いため赤い色をしています。反対に薄い赤色の場合、銅成分が少ないため真鍮と判断します。

各種砲金スクラップの買取は
荒川金属へご相談ください